“神の島の忘れ去られた極上酒がふたたび”

古くから世界中の冒険家や旅人、商人たちを魅了してきた、自然豊かで神秘的な島、インドネシア・バリ。
この島にはかつて、極上酒と認められたラム酒があった。

インドネシア全島で製造されていたが、いつしか作られなくなり、人々から忘れ去られた幻の蒸留酒。サトウキビから砂糖を精製する際に出る糖蜜“モラセス”と天然の湧き水、赤米を発酵させ、単式蒸留器を用いて蒸留した後、チークの樽でじっくり熟成する。これにより、インドネシア産ラムならではのコクのある味わいが際立つ。この伝統の製法を大切に受け継ぎ、失われた蒸留酒を現代に蘇らせたのが、「ヌサカーニャ トロピカルアイランドラム」だ。

“モラセス”
サトウキビから砂糖を精製するときに発生する副産物"モラセス"。日本語で"廃糖蜜"と呼ばれることから残り滓の様なイメージを持たれがちだが、実際にはサトウキビに含まれる糖分以外すべての栄養素が凝縮された高栄養価で粘質性の高い液体である。ヌサカーニャに使われるサトウキビは加水分解や酸化を起こさないよう収穫後直ちに細かく切断、圧搾される。絞り出されたサトウキビジュースは、じっくりと加熱・濃縮することで、多くの糖分とビタミン・ミネラルを含む糖液に。この糖液を更にバスケット型の遠心分離器にかけ砂糖の結晶と糖蜜(廃糖蜜)に分離する。この砂糖として使われないほうの糖蜜こそが、カルシウムやマグネシウム、銅、鉄などの栄養素を豊富に含んだヌサカーニャの製造に欠かせない"モラセス"なのだ。
“天然の湧き水”
美しい海と神秘的な民族芸能などで知られ「神の棲む祈りの島」と人々を魅了するバリ島。中部には聖峰アグン山やバトゥカル山などの峻厳な山々がそびえ立ちヤシやガジュマルが生い茂る。一帯が肥沃な土壌に恵まれたのは古くから大噴火を繰り返して来たこれら活火山郡から発生した火山灰によるもの。そこへ降り注ぐ熱帯特有のスコールはこの地に「天然の湧き水」という自然の恵みをもたらした。美しい水が湧き出るスポットは島中に多数存在し、人々の生活を支え水田を潤している。また聖なる水は心身の病や災いを浄化すると崇められ、バリ・ヒンドゥー教の水の神ヴィシヌを祀った寺院には沐浴や祈りを捧げる多くの人々が訪れることでも有名だ。
“赤米餅麹”
バリ島にある水田の多くは棚田で、その多くで在来種である赤米の生産が行われている。椰子の木々が茂る山の斜面に幾重にもライステラスが連なった崇高な景観は「神様の階段」と称されるほど美しく、2012年には世界文化遺産として登録された。”神と人と自然の調和”を重んじるヒンドゥー教の「トリ・ヒタ・カラナ」の哲学に基づくバリの米作り。中でもブラスメラと呼ばれる赤米にはビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれ、古くから健康維持のための食品としてバリの人々に重宝されてきた。ヌサカーニャの製造にはこの赤米から作った”餅麹”を発酵スターターとして使用。モラセスと天然の湧き水に赤米餅麹を加えることにより酵母がモラセスの糖分を分解。20リットルの土甕の中でゆっくり時間をかけ発酵を進めることでヌサカーニャ・ラムの芳香成分が形成される。
“単式蒸留”
ジャワ産サトウキビから搾汁したモラセス、ブラスメラ(赤米)から作られた餅麹、神秘の山から湧き出る天然水を合わせ土甕でじっくりと時間をかけ発酵させるとヌサカーニャの元になる「もろみ」が生まれる。このもろみを軽く濃縮させてからスチールポットと呼ばれる、昔ながらの単式蒸留器にかける。一般的な連続式蒸留機ではなく、伝統的な単式蒸留器を使用するのは原料の風味の残し具合を調整しつつアルコール度数を高めるためだ。18世紀頃バタヴィア港(現ジャカルタ港)の寄港船員から人気を博した幻のヤシの蒸留酒「バタヴィアン・アラック」からインスピレーションを受け、現地の中国人によって作られていた当時の製造法を由来としながらも現代の技術を取り入れることで、ヌサカーニャ特有のモダンでトロピカルな口当たりを実現した。
“チーク樽で熟成”
世界三大銘木のひとつであるチーク、インドネシアでは “Jati” と呼ばれ遥か昔から固有種として存在していた。重硬で耐久性に優れ水や虫に強く腐りにくいことから古くから船の甲板や建築などの材料として世界的に広く愛されてきたチーク。その後17世紀に入り世界の海に進出するヨーロッパ諸国の帆船の良材として無くてはならないものとなり、当時支配下にあったオランダの植民地政策によりインドネシアのチークの植林拡大は一気に進んだ。木の葉は料理に使われ、皮は天然染料となるなど生活に密着しサステイナブルで薬効豊かな数百年の寿命を保つ長寿の木。“Jati” 製の樽で熟成されるヌサカーニャ、ウッディでドライなチークの香りにフレッシュなサトウキビと炙ったバナナの皮そして熟したココナッツのアロマとバニラ&スパイスが溶け合う芳醇なアロマを感じてください
ソフトでスムースな味わいのモダンな熟成ラム酒をベースに、リッチで芳醇なインドネシア産のフレッシュなサトウキビジュース、スパイス、バナナに少量のバニラ、ドライウッド、トーストしたフルーツをブレンド。忘れ去られたかつてのテイストを再現しつつ、現代的な軽やかさも融合させて、バランスのとれた飲みやすいホワイトラムに仕上げている。印象的なのは、口にした瞬間に感じるトロピカルな香りと自然な甘み。口当たりは爽やかで、ラム本来の香り高く豊かな風味を楽しませてくれる。
ヌサカーニャが生まれた遠い昔に思いを馳せながらエキゾチックな気分に浸ったり、ビーチやバー、パーティなどで仲間とともに陽気なアイランドライフのムードを楽しんだり。過去と現在を絶妙にブレンドした個性豊かな「ヌサカーニャ トロピカルアイランドラム」は、異国情緒あふれる魅惑の島でくつろいでいるような癒しの時間に浸らせてくれる。

ストレートはもちろん、ライムなどを使ったヌサカーニャソーダなど、自宅でも気軽に楽しむこと
ができるシンプルなカクテルのベースとしてもおすすめです。

ヌサ カイピリーニャ

材料:
● ヌサカーニャ ラム - 50ml
● キーライム - 1個
● シロップ - 25ml or 小さじ2

作り方:
シェイカーにぶつ切りにしたライムを入れ、砂糖を加えてマドルする。氷を加え、ヌサカーニャ ラムを注ぎ、シェイクしてグラスに全てを注ぐ。

アイランド モヒート

材料:
● ヌサカーニャ ラム - 50ml
● スペアミントの葉 - 10~15枚
● キーライム - 1個
● シロップ - 25ml or 小さじ2
● ソーダ - 適量

作り方:
シロップとライムをグラスに入れ、マドル。ミントを入れ、やさしく潰す。クラッシュアイス、ヌサカーニャ ラム、ソーダを注ぎよく混ぜる。

フェアヘッド

材料:
● ヌサカーニャ ラム - 50ml
● ジンジャービール - 120ml
● くし切りライム - 2個

作り方:
グラスにヌサカーニャとビールを注ぎ入れステア。ライムウィールやライムツイストをアクセントに。

インド・エスプレッソ

材料:
● ヌサカーニャ ラム - 45ml
● 水出しコーヒー - 30ml
● Mr Black(コーヒーリキュール) - 10ml
● シロップ - 適量

作り方:
すべての材料を氷の入ったシェイカーに入れよく振ったらマティーニグラスに注ぎ入れる。シロップを足してお好みの甘さに。ガーニッシュには荒引きのコーヒービーンズを。

ファンキーブレイクフィズ

材料:
● ヌサカーニャ ラム - 40ml
● パイナップルジュース - 40ml
● マンゴーピューレ - 40ml
● レモン果汁 - 15ml
● パッションフルーツシロップ - 15ml
● プロセッコ - 15ml

作り方:
すべての材料をシェイカーに入れて良く振る。氷の入ったグラスに注ぎ入れ仕上げにプロセッコを落す、アクセントにトロピカルフラワーを。

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